#contents
 
 *概要 [#idc12c6b]
 [[SONY BMG が CD に仕込ませた rootkit の詳しい技術解説(日本語):http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/insiderseye/20051109rootkit/rootkit_01.html]]
 
 via 366 :名無しさん@6周年 :2005/11/25(金) 18:30:18 ID:ZyTSSIIN0
 **ソニーウィルス基本情報1 [#oa668338]
 -ウイルス名: XCP
 -別名: [[SecurityRisk.First4DRM:http://www.symantec.com/region/jp/avcenter/venc/data/pf/jp-securityrisk.first4drm.html]] (Symantec),[[XCP.Sony.Rootkit:http://www3.ca.com/securityadvisor/pest/collateral.aspx?cid=76345]] (CA)
 -種別: プログラム
 -感染プラットフォーム: Windows
 -発病1: 削除を試みる
 --症状1: Windowsの一部を破損し、以後CD-ROMドライブ等を使用不能にする
 -発病2: 音楽CDからのデータ転送
 --症状2: 意図的にランダムノイズを付加し、正常なデータ転送を妨げる
 -発病3: 音楽CDの検出
 --症状3: ソニーミュージックエンターテイメントへの個人情報送信
 -分布状況: 推定210万枚販売
 ***リンク集 [#mec01a5a]
 
 **ソニーウィルス基本情報2 [#sc10f121]
 -ウィルス名: MediaMax
 -分布状況: 推定2400万枚販売
 -発病条件:  XCP とほぼ同じ
 -症状: XCPとほぼ同じ。
 -感染プラットフォーム: Windows,MacOSX
 -要注意事項: インストール時に「同意しない」を選択しても感染するので取扱には極めて注意すること。
 -ステルス挙動なXCPに対して、こちらはファイルが見える。~
 ※つまりrootkitではなく、スパイウェア。
 -その代わりというか、''「認証とは無関係にインスコされる」''。(゚Д゚ )~
 ※C:?Program Files?Common Files?SunnComm Shared?ファイルが勝手に作成。
 -当然アンインストーラーは無い。
 -有る場合でも、機能を司る”ドライバ部分がアクティブ”で残る。(゚Д゚ )
 -やっぱり個人情報が製作元のSuncomm社に送信されてるらしい。
 -Macにも対応している。(ただ、Macでオートランはできない) 
 
 【MediaMax DRM おさらい】~
 The Electronic Frontier Foundation (EFF)の訴訟は、XCPだけでなく~
 『MediaMax DRM』というコピーガードを使ったCDも取り上げている為に、~
 対象となる件数がとんでもない。~
 
 あくまでもEFFによる概算だが、XCPの約210万枚に対して約2000万枚。(これは生産出荷数ではなく、末端消費者に販売された数量)これを回収するなんて非現実的に思えるが、アメリカでは以前ジョンソン&ジョンソン社が3100万本の薬を回収した前例があるw。
 
 ***リンク集 [#lda4ce33]
 -[[SONY BMG、「MediaMax」アンインストーラ問題でさらなる深みへ:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0511/21/news006.html]]
 -[[Sony Shipping Spyware from SunnComm, Too:http://www.freedom-to-tinker.com/?p=925]]
 
 *両者の違い [#o20802ed]
 461 :It's@名無しさん :2005/11/27(日) 01:04:10~
 まとめが各所に張りまくってあるが、間違いがあるので訂正するぞ。自然発火はいいが、放火はマズイしな。
 
 【XCP】音楽ソフトの使用承諾を許可するとインスコされる。~
 【Media Max】使用承諾に関わらずオートラン状態でインスコされる。~
 
 【XCP】自分の姿をステルス化する。~
 【Media Max】普通に見える。~
 
 この2点の差は混同すると、あとで面倒だ。~
 
 あとオマケ。~
 【Media Max 感染チェック法】~
 自分のPCの汚染を確認するだけなら今でも可能だ。~
  スタート→「ファイル名を指定して実行」→cmd /k sc query sbcphid
 これでDOS画面が開いて "STATE: 4 RUNNING" が表示されてるなら、ドライバ絶賛稼動中。
 
 エクスプローラを覗いて『c:?windows?system32?drivers?』中に『sbcphid.sys』ファイルがあれば確定。
 
 アンインストーラーは無い(有っても無効)から、削除ツールが出るまで待つしかないだろう。こっちは情報が少なすぎるから。 
 
 *動作 [#x6e33522]
 
 *削除方法 [#d258dd06]
 今のところ無し。公式なアンインストーラも存在するが,逆にセキュリティホールを広げることになるので止めた方がいい。
 
 確実かつベストな方法としてはOSのリカバリ(再インストール)である。ただし,上書きインストールではなく,フォーマットしてインストールをするべき。
 
 *具体的な問題点 [#qbfad219]
 2005-11-22 (火) 15:50:52修正
 
 +ソニーBMGの公式発表によれば、問題盤は52タイトルに及ぶ事
 +上記のCDが日本国内で流通している事
 +日本国内盤が安全かどうかもわからない事
 +完全に駆除するツールが配布されていない事
 +手動で削除しようとすると、コンピュータに深刻な被害が発生し得る事
 +内容が明らかでない何らかの情報をソニーBMGに送信している事
 +無断で無関係な一般CDのリッピングまでをもノイズ挿入により妨害する事
 +当該ソフトを利用するトロイの木馬がすでに複数種確認されている事
 +PCのリソースを常に数%使用し続ける事
 +使用許諾に同意すると、その記述を逸脱したソフトが導入される事
 +自プロセスを隠蔽しつつ動作する事
 +「$sys$」で始まるファイル、フォルダ、レジストリ、プロセス等を見えなくする事
 +12.を利用してウィルスが隠れた場合、発見がきわめて困難となる事
 +米Microsoftを含む複数のベンダからウィルスと認定された事
 +米国国土安全保障省を含む複数の政府機関が懸念を表明した事
 +複数の国家において刑法違反のおそれがある事
 +問題のプロテクトを回避すると法的責任を問われかねない事
 +使用許諾に同意しなくとも一部問題機能が動作している疑いのある事
 +他者のライセンス(LGPL)違反の疑いのある事
 +2005年3月の初出以来8ヶ月以上、問題盤が放置されていた事
 +ITmediaのblogや2chなどで、複数の日本人による被害報告が出ている事
 +報道によれば、日本がトップ感染国(最低21万台、2位の米国13万台)である事
 +22.が事実なら、件の米国盤とは別の感染経路の存在が推定される事
 +開発元こそ異なるものの、Mac OS Xにも影響があり得る事
 +クラッカーが一般ユーザーをAdministrator権限に昇格させられ得る事
 +初期のソニーBMG配布問題修正ツールを実行したPCが、深刻なリスクを抱える事
 +上記の欠陥を利用した攻撃がすでに確認された事
 
 *住人による意見など [#y03bb2ec]
 349 :番組の途中ですが名無しです :2005/11/27(日) 01:08:38 ID:wMYHpSZ+0~
 >>346~
 >>348~
 ありがとう。把握した。~
 とりあえず私的な見解を。
 
 今回の件でセキュリティベンダが手を出さないのは、相手が大企業であるため下手に手を出せないということと、F4Iのrootkitに関してWindowsの一部を再配布する必要があり対応が難しいこと、そしてDMCA違反を恐れてリバースエンジニアリングが困難であることが結びついて起こっている現象だと考える。
 
 さらに言えば、どこか一企業が先陣を切るまで様子見ということで固まっているのではあるまいか。
 
 373 :番組の途中ですが名無しです :2005/11/27(日) 13:42:51 ID:X5E3Y2fY0~
 >>349~
 ソニーウィルスについてシマンテックにかかれている事
 
 >SecurityRisk.First4DRM
 >http://www.symantec.com/region/jp/avcenter/venc/data/jp-securityrisk.first4drm.html
 >感染経路
 >このセキュリティリスクは、いくつかの Sony BMG のコンテンツ-プロテクトされたミュージック CD 上に存在する XCP ソフトウェアの一部です。このソフトウェアを含んでいる CD が CD-ROM から開始されると、このセキュリティリスクが標的のコンピューター上に自動的にインストールされます。
 
 駆除ツール~
 Symantec Security Response では、
 
 >SecurityRisk.First4DRM の感染に対する駆除ツールを開発しました。このリスクを最も容易に駆除す方法は、このツールを使用することです。このツールは次から入手できます。
 >http://securityresponse.symantec.com/avcenter/FixRyknos.exe
 
 374 :番組の途中ですが名無しです :2005/11/27(日) 13:43:57 ID:X5E3Y2fY0~
 >>349
 SecurityRisk.First4DRMを利用するトロイの木馬
 >Backdoor.Ryknos.B危険度 2
 >http://www.symantec.com/region/jp/avcenter/venc/data/jp-backdoor.ryknos.b.html
 >Backdoor.Ryknos危険度 2
 >http://www.symantec.com/region/jp/avcenter/venc/data/jp-backdoor.ryknos.html
 
 
 375 :番組の途中ですが名無しです :2005/11/27(日) 13:44:26 ID:WZSEt28X0
 
 >今月、ソニーのDRM(デジタルライツ・マネジメント、デジタル化された音楽や映像コンテンツの違法コピーを防止する機能)ソフトに関する大騒ぎが起こったとき、心の中では「きっと、ブログなどが問題を大げさに膨らましているのだろう」と思っていた(関連情報)。しかし、事件の記事が増えるにつれ、「ひょっとしたらこれは、ソニー・バッシングではないのか?」、「何でこんなにソニー・バッシングが激しいだろうか?」、そして「状況をもう少し調べてみよう」と考えが変わった。
 
 http://nikkeibp.jp/style/biz/topic/news_commentary/051122_sonybmg/