ソニーの「沈黙」11??不可解な株価と最後の「びっくり箱」(次回との二部構成)
出井伸之前会長兼CEOらの退陣、エレクトロニクス部門の泥沼の赤字累積、 音楽CDに組み込んだコピー制限プログラムが二種類ともスパイウエアと 指摘されたこと、起死回生のはずのウォークマンAシリーズが浴びたブーイング……と、 いやはや、続きましたね。やはり「ホリブリス」の一年、というのが妥当だろう。
だれも指摘しないが、11月のソニーの株価は不思議というか、 理窟のつかない怪しさが漂っていた。 音楽CDのスパイウエア疑惑がネットで告発されたのが10月31日だが、 それから株価は不祥事をあざ笑うかのように上昇トレンドに乗り、 12月末には年初来最高値の4700円台に乗せている。
ソニーの「沈黙」10??同じ愚を繰り返した「メディアマックス
ルートキットのXCPと同じく、出したりひっこめたり。またも赤っ恥である。ソニーに学習効果はないらしい。
明日は休載するそうです。
以下、こちらの個別の質問についてQ&A形式で応えていくのだが、まず上記の文面にどんな印象を得ただろうか。「係争中の案件で法務担当者の取材には応じられない」という回答を、私は取材拒否、門前払いと受け取った。フィンランドのブログの告発から1カ月も経ちながら、顧客のパソコンの機能を損じるとまで言われ、テキサス州の州検察にスパイウエア禁止の州法違反で訴えられた問題に、なおダンマリとはあきれるほかない。
ソニーの「沈黙」7ーーツギハギに追われる蟻地獄
今回はLAMEソースコードの盗用とソニーの後手後手に回った対応について