テキサス州、ソニーBMG提訴

2005/11/23  TrackBack?( 0 )

 【ロサンゼルス=岡田敏一】米テキサス州の司法当局は21日、米大手レコード会社、ソニーBMGのコピー制限機能付きの音楽CDが、パソコン内の重要な個人情報を外部に漏らす恐れがあるとして、同社を提訴した。有罪なら、違反1件につき最大10万ドル(約1190万円)の罰金を支払わねばならなくなるという。

 AP通信などが報じた。問題になっているのは音楽CDのコピーを制限する機能(ソフト)「XCP」付きの音楽CD約50タイトル。同社が今春に発売し、これまでに470万枚を製造。うち210万枚が店頭などで売れたという。

 このCDをパソコンで再生すると「XCP」がパソコン内に自動的に組み込まれるが、このソフトはパソコン内のデータ(情報)を外部に漏らす悪質なコンピューター・ウイルス(スパイウエア)のような働きをすることが判明。そのため、重要な個人情報が外部に流出する危険性が指摘された。

 そのため同州は「この音楽CDは、スパイウエアから消費者を守る州法(スパイウエア対策法)に違反している」として提訴に踏み切ったという。ソニーBMGは16日から同CDの回収・交換作業を始めている。

 《スパイウエア》 パソコンに忍び込み、個人情報や操作記録などを外部に送信するソフト。インターネットで無料ソフトをダウンロードした際などに侵入。クレジットの暗証番号盗難などの犯罪行為にも使われている。