元記事: http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?i=2005120602625ea

ソニーCEO、娯楽部門のトラブルに苦慮・WS紙報道

 ソニーのハワード・ストリンガー会長兼最高経営責任者(CEO)が、自身がトップに昇格する原動力となった娯楽事業の不振やトラブルに直面している――。5日付の米ウォールストリート・ジャーナル紙は、最近のソニーの苦悩ぶりを皮肉を込めて伝えた。

 ストリンガー氏は1990年代後半から米国ソニーのトップとして映画と音楽事業を統括。そこでの功績が買われて今年6月、グループ会長兼CEOに就任した。

 同紙によると、ストリンガー氏が直面する最も困難な問題は、独ベルテルスマンと折半出資して昨年設立した音楽会社ソニーBMGで今夏ぼっ発した内紛。ベルテルスマン側は独断的な経営手法のアンドリュー・ラックCEOの交代を求めているが、同氏はストリンガー氏の側近でソニー側は対応に苦慮している。(ロサンゼルス=猪瀬聖) [2005年12月6日]