ウイグル太郎氏からのメッセージ より転載

もくじ


東トルキスタン亡命政府に関して

Q1. 構成人員がどういった立場の方々なのか

A1.

  1. 構成人員はみんな東トルキスタンから亡命した人々で、簡単に言うと1949年以前亡命したウイグル人、カザフ人。彼らは1933年11月12日東トルキスタンイスラム共和国が独立宣言をし、1934年ロシア共産党と中華民国侵略により弾圧された後亡命した人々です。またはその子孫。
  2. 1949年末東トルキスタンのカシュガルからアフガニスタンに団体亡命をし、1952年トルコに受けられ、トルコに来ている人々です。
    • イサ.ユスップ.アリプテキン、1901年カシュガル生まれ、中華民国時代中国語の教える学堂で中国語を勉強し、通訳の仕事をし、後に南京、蘭州などにて中華民国の新疆代表、国家議員になり、1949年まで東トルキスタン連合政府では秘書長で、1949年国民党が負け、共産党が東トルキスタンに侵略してから家族や連合政府のメンバー達と一緒にカラコルム山を越えて亡命した。1952年トルコに受けられ、東トルキスタン宣伝を行い、トルコとイスラム世界に東トルキスタンのことを宣伝して、トルコで東トルキスタン協会、東トルキスタン基金会を作って活動し、1995年12月17日イスタンブールで亡くなった。
    • 長男のエリキン.アリプテキンさんは現在ドイツに住み、世界ウイグル会議の主席になっている。
    • 東トルキスタン通史を1940年に書いたムハメットイミン.ヘズレットさん(1901年ホテン生まれ、1965年アンカラで亡くなった)もイサ.ユスップ.アリプテキンさんと一緒にトルコに亡命してきた。
  3. 1961年カシュガルのヤルカンドから300人ぐらいのウイグル人がカラコルムを越えて、アフガニスタンに亡命し、1965年トルコに受けられ、トルコのカイセリという町に住んでいる。東トルキスタン文化協力協会を作り、活動している。アンカラに支会を設立している。
  4. 1982年中国とその植民地国家(東トルキスタン)で対外開放、改革政策が行われたお陰で、一部のインテリ、商人、学生が海外に行き、帰国せず、トルコ、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアなどの国籍を取って暮らしている。この流れは今まで続いています。
    • 東トルキスタン亡命政府を作ったのは1983年カシュガル師範学院物理学部を卒業し、サウジアラビアに巡礼に行き、トルコに渡り、英語の勉強して、アメリカ留学の資格を取り、1988年アメリカの大学に入り、1990年代はアメリカで東トルキスタン民族解放センターを作ったエニウェル.ユスップ.トゥラニ(Enwer Yusup Turani)です。
    • 東トルキスタン亡命政府を支持し、東トルキスタンの独立を早く実現させようとしているのは1990年以降亡命したウイグル人です。

Q2. 国際的な立場としてどの程度の正当性がある組織(政府?)なのか

A2.
国際的な立場というと、第二次世界戦争が終わり、東トルキスタン共和国はヤルタ条約でロシア共産党の陰謀で、中国共産党の支配下に与えられてしまい、今までその残酷な弾圧状態が続いています。国際社会は東トルキスタンのことを無視し、中国の捏造プロパガンダに信じ、1000万人が弾圧されても報道さえしてくれない状態です。亡命政府はアメリカが支持し、許可をくれた。他の国は中国との商売を重視し、何百万人のウイグル人の命より、自国の経済利益が大事、という原則で、知っていても知らんふりをしているのです。

Q3. 独立政府に対する世界各国の認知度はどの程度あるのか

A3.
アメリカは白い宮殿で東トルキスタン亡命政府を設立するチャンスをくれたが、他の国は多分アメリカや日本の顔色を見ているでしょう。アメリカや日本が動き出したら、他の国もだんだん東トルキスタン人の傍に近づいてくると思います。

Q4. 具体的な活動内容はどういったものなのか。また、どういった有力支援者がいるのか

A4.
東トルキスタン亡命政府が設立して1年ちょっと経ちましたが、アメリカ、日本政府を始め、他の国は援助はしていません。亡命政府は経済的に弱い状態に置かれています。 もちろん、ここに中国の圧力、海外に派遣したスパイ、偽宣伝を悪用し、亡命政府を倒そうとしている。

Q5. トルキスタン現地の人々にどの程度指示されているのか

A5.
東トルキスタン亡命政府が設立してから間もなく東トルキスタンのウルムチ、グルジャなどの新聞に載せられ、<海外の分裂主義者がアメリカを始め、西方敵対勢力の支持で設立した、我々は反対する>と発表した。それで、東トルキスタン国民は55年ぶりに自分の政府が出来た、と大きな希望を持っています。

Q6. 「武力行使も辞さない」との声明を発表した「東トルキスタン解放組織」との関連性は

A6.
東トルキスタン亡命政府は東トルキスタン解放組織と直接関係していません。
皆さんは海外の東トルキスタン組織はどのぐらいの力を持っているか、政治路線はどれほど正しいか研究していないと思います。東トルキスタン解放組織は武装闘争をし、東トルキスタンを解放させようと思っていますが、そのリーダは新疆天山映画会社の作家出身で、詩人で、映画、詩集などを書いて出版したこともあります。しかし、哲学的なレベルが低く、闘争中には知恵によって判断し、間違えたことがあり、1997年からETIMに近づいて一時協力したが、後から内部の革命者12人を殺害し、犯罪してしまい、そのリーダは外に出られない状態です。

東トルキスタン解放組織が先日宣戦宣告をした内容から見ても、東トルキスタン共和国憲法に違反している。中国侵略者政権に<外資、合資企業に50%ウイグル人などを就職させてくれ>という原則は亡命政府にありません、許されません。東トルキスタン亡命政府は東トルキスタンに侵略してきた漢族とその共産党政権を認めないし、政権を倒し、侵略者達を追い出して、共和国を回復させ、民主、自由な国家を建国します。

Q7. 亡命政府を支持する事で「テロ支援」に繋がる可能性が有るのではないか

A7.
東トルキスタン亡命政府を支持することで<テロ支援>につながる可能性はゼロです。東トルキスタン亡命政府自体が中国共産党テロ国家と戦い、国連、民主国家と協力し、反テロ闘争を行う予定です。手段選ばずに闘争することはないです。(東トルキスタン憲法を参照)

Q8. 亡命政府には海外にも多くの支部があるが、此処の活動内容はどういったものか

A8.
東トルキスタン亡命政府は出来たばかりで、まだ支持、応援、支援してくれる国家、団体はないので、活動は進んでいますが、まだ大きな活動はしていません。主に、アメリカ、トルコ、ドイツなどで活動しています。日本に大きな期待、希望を持っています。

Q9. 各支部がおかれている国の人々の反応はどういったものか

A9
各支部に置かれている人々の反応ですが、はっきり言うと活動資金がない。活動資金があれば、どこの国にいる東トルキスタン人も元気いっぱい活動をスタートします。

Q10. 寄付金の募集が行われているが、使用用途についての確認は可能なのか

A10
寄付金のことですが、まだまだです。皆さんはインターネットで寄付する、と言っていますが、実際、寄付して頂いた方は3名しかおりません。このお金をどこに使うかと質問する方のほうが100倍も多いですね。東トルキスタン亡命政府の中に、大学教育を受けた人もいれば、大学の先生もいる。宗教も守っていて、間違えたところに使ったりすることはまずないです。皆さんが寄付してくださった寄付金は難民を助け、子供たちも入学、教育、東トルキスタンの人権侵害など現状の宣伝などに使います。まだ寄付金はなかなか集まらない状態です。増えたら活動範囲を広げ、皆さんに時間通りに報告いたします。ご安心ください。

東トルキスタンに関して

Q11. 該当地域には多くの少数民族が暮らしているが、各民族間の対立はないのか

A11
東トルキスタンの国民はウイグル、カザフ、キルギス、ウズベク、タタール、タジク、回族、モンゴルなどです。モンゴル族は仏教(チベット仏教)を信仰しており、13世紀から東トルキスタン人と一緒に東トルキスタンの歴史、文化を創造するために力を入れてきた民族です。ウイグルとモンゴル族の間に矛盾はありません。モンゴル族もウイグル族と一緒に漢族侵略者に反対解放戦争を行います。これは20世紀の2回の共和国の独立時にも証明された事実です。そのほかの民族はイスラム教を信仰しており、侵略者に反対する立場は同じく、歴史、文化、言葉などは同じです。民族間の対立を起すために、中国共産党侵略者は長い時間をかけて様々な陰謀をしてきたが、それは自らの侵略を隠し、主な矛盾をわい曲するためでした。それは東トルキスタン国民はよく知っているし、対立なんかありません。漢族は侵略者で、それだけを追い出す。それで問題は解決。民主共和国は私達の目的です。

Q12. 宗教的な対立はないのか

A12.
宗教的な対立もありません。東トルキスタン共和国憲法にはイスラム教を国教と決めたが、モンゴル族が信仰する仏教を尊敬するし、そのほかの民族は同じイスラム教なので、矛盾はありません。ご安心ください。(その共同体を壊すために、共産党侵略者は宗教信仰、自由を禁止いているのです)

Q13. 現地での暮らしはどういったものか、できるだけ詳しく

A13.
現地での暮らしは漢族が生まれつきえらくなり、東トルキスタン各地の共産党委員会、政府の実験を握っています。東トルキスタン国民は土地、財産、政治、経済、文化、社会地位、人権などを奪われ、圧迫、弾圧されている一方です。

Q14. Q1-Q10と関連するが、現地の人々は亡命政府の存在を知っているのか

A14.
東トルキスタンで中国共産党が発行している新疆日報で2004年9月に東トルキスタン亡命政府の設立が発表され、国民は知っています。東トルキスタン亡命政府は国内と関係はあるし、国内の皆さんは大きな希望を持って、期待しています。

Q15. 現地の人達は本当に自由と開放を望んでいるのか(そもそも現地の人達に「支配されている」という認識があるのか)

A15. 現地に人々(東トルキスタン国内の漢族を除く国民)は自由と解放をアラーにお願いしながら望んでいます。強く望んでいます。支配されていることは子供まで知っています。漢族侵略者がどれほど嫌いか私は言葉でその憎しみを表せないだろう。

東トルキスタンに非法的に来ている漢族は東トルキスタン人にとってみんな悪魔のようです。人間じゃない。テロリストです。

中国政府の弾圧に関して

Q16. 政治犯の投獄(処刑)・強制中絶・核実験以外にも何らかの弾圧が行われているのか

A16.
日本人が想像もしていない弾圧、圧迫が行われています。最低の人権、自由も奪われています。
例えば、男の教師がひげを伸ばすことは禁止され、女性教師はスカーフをかぶるのも禁止され、断食も禁止、礼拝も禁止。財産は漢族の好きなように没収され、不動産(家、店、モスク、宗教学校、耕地、灌漑用水、畑に何を植えるかの自由もない)、固有な地名が漢語化され、通りの名前も四川省と同じ漢語化、実権を殆ど漢族が握っており、現地人の政治、軍事、経済権力などは奪われています。東トルキスタン国民に道徳を侮辱する行為を行っています。万里の長城の中から売春、ヘロイン、伝染病感染者、様々な犯罪が持ち込まれ、数え切れない圧迫、犯罪、弾圧が行われているのです。

Q17. 現在でも続いているのか

A17.
現在でも、毎日続いています。当局の公安、安全局の警察らには毎月何人を逮捕するか、何人の<分裂分子>、<非法宗教活動家>、<地下組織とメンバー>を見つけるか任務として与えられ、罪があるかないかと関係なく、その人数を充当させるために勝手に逮捕し、拷問し、その財産を没収し、罰金をとり、財産を漢族役人の親戚に上げ、罰金では警察や共産党の役人が毎晩バー、マッサージ室などで娯楽し、道徳腐敗、汚職などあらゆる悪行を行っています。

Q18. 亡命政府のHPに記載されている犠牲者の数については、どのような根拠で導き出されているのか(具体的な裏づけがあるか)

A18.
東トルキスタン亡命政府のHPは作成中ですが、東トルキスタン情報センターのHPに載せた内容は国内から調べたものもあれば、アメリカの自由アジアラジオ(RFA→Radio Free Asia)、海外の民主団体のメディアが公開したものもあります。被害者人数はその数字よりまた多いです。当局は情報コントロールしているため、情報が遅れることは普通です。その数字に文化大革命時代の餓死した東トルキスタン人は含まれておりません。

その他

Q19. 二次元的模倣による紹介は侮蔑にあたらないか(とるきすタン関連)

A19.
はっきりしない問題は私にメールして聞いてください。間違えたら困るので。

Q20. 活動を行うにあたって「是だけは遣ってはいけない」といった注意事項があれば

A20.
?

Q21. 国内の大手マスメディア(主に新聞・ラジオ・テレビ)でこの問題を取り扱うのは、やはり難しいのか

A21.
あの日中記者交換協定により、難しそうですね。日本国民は是非この独裁政府への寛容、協力、悪魔の中国を守る政策をキャンセルし、正確な情報が流れるように求め、実現することを望みます。

Q22. 「日中記者交換協定」の拘束性はどの程度強いのか

A22.
日本が約束を守っても、中国は約束を守らないことは世界で有名で、約束は守らない。この日中記者交換協定では、日本が提出した条件はゼロですね。弱い外交だった、残念ながら。骨抜きの世代がサインしたのか。全て中国共産党のために、日本のメディアがサービスする、ということになっています。最悪です。

Q23. 私たちの活動に対する中国側(あるいはそれに組する組織)からの干渉の可能性は有りうるか

A23.
中国は都合のよくないことは何でも非難するし、スパイ、女、お金(ODAを少し分けて政治チップとして使う)、外交テロなどで反対する。ペン、電話、パソコンで東トルキスタンのニュースを世界に知らせている東トルキスタン情報センターを<テロ組織だ>と恥知らずにプロパガンダしている中国共産党だから。非難されても可笑しくない。相手こそヤクザ、テロだから。

Q24. 記念式典についての具体的な内容

A24.
これは殿岡先生と佐藤凪子名誉領事に聞いてください。

ウイグル太郎